SlackAppを最小化状態で自動起動する for Linux

私はログイン時にSlackを立ち上げてほしいけど、ウィンドが表示されるのは邪魔だなー と思う派です。

PCを起動してターミナルを立ち上げてコマンドを実行! としようとしたときに自動起動したSlackAppに入力が取られて、変なメッセージを送ってしまったことが何度かあります。

執筆時点(2018/5/12)では最小化状態(トレイアイコン)で起動する設定はありませんでした。 ただ、slack コマンドに引数で --startup を渡して起動するとウィンドを表示せず起動できるようです。

Linuxはログイン時に ~/.config/autostart/ にあるデスクトップエントリ(拡張子が .desktop なファイル)を読み込み、アプリケーションを自動起動します。 ユーザが自動起動にしたアプリケーションはここにデスクトップエントリが置かれているはずです。

SlackAppを自動起動にしている場合は slack.desktop と言うファイルがあります。 私の環境では、slack.desktop/usr/share/applications/slack.desktopシンボリックリンクになっていました。 なので、編集するには sudo が必要です。

[Desktop Entry]
Name=Slack
Comment=Slack Desktop
GenericName=Slack Client for Linux
Exec=env LD_PRELOAD=/usr/lib/libcurl.so.3 /usr/bin/slack %U
Icon=slack
Type=Application
StartupNotify=true
Categories=GNOME;GTK;Network;InstantMessaging;
MimeType=x-scheme-handler/slack;

Exec が実際に実行するコマンドを指定しています。 envなんたらは無視して、/usr/bin/slack が本体です。 なので、この直後に --startup を挿入すれば最小化状態で自動起動するようになります。

Exec=env LD_PRELOAD=/usr/lib/libcurl.so.3 /usr/bin/slack --startup %U

おそらく、SlackAppをアップデートすると /usr/share/applications/slack.desktop は上書きされて --startup が消えるので、~/.config/autostart/ にはシンボリックリンクではなく、コピーを置くなどのしたほうがいいです。